kuruntyan’s blog

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気ままにダブルやってます

【JCS2018 予選最高・最終レート1733 JPN35位 構築(パーティ)】コケコグロスポリ2シズクモガエン+メガフシギバナ

初めまして、くるん(@kurun_poke)です。

 

 今回のPJCS予選で最高・最終レート1733、35位という結果を出せて、ライブ大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018」ゲーム部門への出場権を獲得したので、使用した構築(パーティ)を紹介していきたいと思います。

1.構築経緯

  1. 今回のPJCSで出場権を獲得するためには、60位内に入る必要があります。そのため、安定した構築かつeasy-winできる構築が必要だと考えました。耐久力、攻撃力、素早さ、安定性があるメガメタグロス軸に魅力を感じました。メガメタグロス軸の構築は様々な種類があり、JCS当日になっても迷っていました。そこで、3月のINCで結果を出していたライジングさんの速攻コケコグロス

    www.emolgame.jp

    無断転載ですので、問題がございましたらご連絡お願いします。 

     に目を付けました。この構築を参考にコケコグロスポリ2シズクモガエンまで決まったのですが、自分は草枠のブルルを使うのに抵抗がありました。ブルルは弱点が多く、不意の4倍弱点で大きくダメージを受けてしまう可能性があります。また、ブルルを採用してしまうと物理枠が4体になり、威嚇がきつくなってしまうため、自分には合ってないと感じ、採用を見送りました。ブルルと同じく草枠で、弱点が少なく、特殊枠なポケモンを探していたところ、海外の大会でコケコグロスポリ2シズクモガエン+メガフシギバナが結果を出しているのを見つけました。メガフシギバナはブルルと同じく草枠で、安定性がある自分が求めているポケモンでした。最後にこのメガフシギバナを選び、コケコ、グロス、ポリ2、シズクモ、ガエン、フシギバナの6体となりました。この6体の概要は以下の画像の通りになっています。

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2.個別解説

メタグロス

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 *メガ進化時の調整

HD:C147カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトZ確定耐え、C211メガリザードンYの非天候下の火炎放射確定耐え、C244メガゲンガーシャドーボール最高乱数以外耐え(84.4%〜100.5% 乱数1発 (6.3%))

A:11n

S:準速カプ・テテフ抜き

 

 調整はライジングさんの速攻コケコグロスを参考にし、メガメタグロスのDとSを落とし、代わりにHとAに努力値を振りました。Aは11nになるように、Sのラインはスカーフ持ち以外の最速霊獣ランドロスはあまりいないと考え、準速カプ・テテフ抜きまでにしました。しかし、このSのラインだと準速ミミッキュと同速なので、Hを削りSを準速ミミッキュ抜き抜きにした方が良かったかもしれません。

 技構成は安定した一致打点の「アイアンヘッド」に、体力の少ないポケモンや襷持ちのポケモンを縛るための「バレットパンチ」、霊獣ランドロスメガボーマンダ、サンダーに打点を持てる「冷凍パンチ」、鋼タイプのポケモンガオガエンに対しての打点となる「地団駄」を採用しました。バレットパンチを採用したため、「まもる」の採用を見送りました。守るが欲しい場面が何度かあったのですが、それ以上に「バレットパンチ」が活躍したのでこの技構成は正解だったと思います。しかし、「バレットパンチ」が読まれるようになってきていたので、「バレットパンチ」を採用せずに「まもる」を採用するのもありだと思います。

 耐久に大きく振ったメガメタグロスは安定感があり、選出した際には何かしらの仕事をしてくれました。耐久振りメガメタグロスはWCS2018のルールでとても強いポケモンだと改めて思いました。

 

②カプ・コケコ

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 *調整

HD:C211のメガリザードンYのダブル補正の晴れ熱風が低乱数1発)(87.2%〜103.3% 乱数1発 (18.8%))

S:最速

 

調整はワイルドさんの調整を採用しました。

d.hatena.ne.jp

無断転載ですので、問題がございましたらご連絡お願いします。

 技構成はジャラランガ軸に対して立ち回りが窮屈にならないため「まもる」、安定した一致打点の「10万ボルト」、滅びの歌から逃げたり、ダメージを与えながら有利対面を作ることができる「ボルトチェンジ」、ジャラランガを倒す「マジカルシャイン」を採用しました。

 このカプ・コケコは様々なポケモンを上から殴ることができ、高火力の10万ボルトZで様々なポケモンを縛ってくれました。また、ジャラランガに対して大きなダメージを与えることができるポケモンでもあったので重宝しました。命中不安技もなく、高い素早さから安定した火力を出せることが強かったです。

 

ポリゴン2

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*調整

H:16n-1

HB:A140カビゴンのA5段階上昇のおんがえしを確定耐え

HD:余り

C:H165-D100のチョッキランドロスをアナライズ込みの冷凍ビームで最低乱数以外1発(93.8%)

S:最遅

 調整は腹太鼓を積んだカビゴンに対して行動保証があるようにし、アナライズ込みの冷凍ビームでh4振りチョッキランドロスを倒せるようにしました。しかし、この努力値の調整が一度も役に立った試合はなかったので、BとCの努力値を削り、DをC161キングドラの手助け雨ハイドロポンプZを最高乱数以外耐え(85.3%~101.0% 低乱数1発6.3%)にし、雨に強くした方が良いと思います。

 技構成はボーマンダやサンダー、モロバレル、霊獣ランドロスに打点を持てる「冷凍ビーム」、カプ・レヒレオニシズクモといった水タイプに打点を持てる「10万ボルト」、トリックルームの再展開やポリゴン2で詰める展開ができる「自己再生」、素早さの操作ができる「トリックルーム」を採用しました。技構成に関してはこれが1番良いと思います。もし、技構成を変えるとしたら、「シャドーボール」や「めざめるパワー炎」を採用してみても面白いかもしれません。

 このポケモンはこの構築の唯一の素早さを操作できる技を持っているため、良く選出しました。耐久がとても高く、弱点が少ないポケモンでもあるため、非常に使いやすかったです。特性ですが、今の環境、Dに厚く振っているポケモンが多いため、ダウンロードでCが上がるのは稀だと考えました。そこで、ダウンロードと同じく火力が上がる可能性があるアナライズを採用しました。アナライズが発動する機会は以外と多く、相手のポケモンに良いダメージを与えてくれたのでアナライズの採用は正解でした。ポリゴン2の特性にダウンロードを採用している方が多いですが、自分はアナライズを採用する方が強いと思います。

 

オニシズクモ

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 *調整

H:16n-1

B:余り

S:最遅

 

 調整は良い案が思いつかなかったのでHとAに努力値をぶっぱしました。何も考えず努力値をふったのですが、この調整で不自由に感じることがなかったです。もし、オニシズクモの良い調整を知っている方がいらっしゃるのであれば、教えてくれると嬉しいです。持ち物がカプ・コケコと同じ枠のZを持っていますが、アクアブレイクZが強力なので採用しました。2Z選出をする際にはどちらのZを使った方が試合を有利な展開に進めていけるか考えて使いましょう。

 技構成は立ち回りが窮屈にならないように「まもる」、安定した一致打点の「アクアブレイク」、カビゴンクレセリアモロバレルガオガエンの木の実を奪って食べることができる「虫食い」、この構築で通りの良い地震や岩雪崩などの全体攻撃から守るために「ワイドガード」を採用しました。技構成に関してはこのままでも十分に強いと思いますが、「ワイドガード」を「身代わり」に変えても強いと思います。

 このポケモンは、メガメタグロスとの相性補完も良く、現環境通りの良い水タイプの技を安定かつ高火力で打てるのが強かったです。現環境多い、ガオガエンや霊獣ランドロスに対して強く、アクアブレイクZで並大抵のポケモンなら落とせるのも高評価です。トリックルームを貼ってしまえば、easy-winもできたので、使いやすいポケモンでもありました。

 

ガオガエン

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 *調整

H:4n

HD:C147カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトZが最高乱数以外耐え(85.7%〜101% 乱数1発 (6.3%))

A:11n、無振りカプ・コケコをA1段階下降のフレアドライブで高乱数2発(49.6%〜58.6% 乱数2発 (99.61%))

S:余り

 調整はC147カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトZ耐え調整にしましたが、確定耐えではないのでAかSを削り、確定耐えまで振った方がストレスが少ないです。調整は諸説あるので、自分に合った調整を探すのが良いと思います。持ち物はチョッキより半分回復の実派です。

 技構成に関して鋼タイプや草タイプに抜群を取れる一致打点の「フレアドライブ」、相手の持ち物を落とすことができる「はたきおとす」、バンギラスガオガエンポリゴン2に対して抜群を取れる「ばかぢから」、相手の行動を止めてサポートできる「ねこだまし」を採用しました。「ばかぢから」採用は珍しいかもしれませんがガオガエンミラーやこの構築で重めのポリゴン2バンギラスを迅速に処理できたので非常に役に立ちました。もし、技構成を変えるとしたら積み展開に弱めなので「吠える」を採用しても良いかもしれません。

 ガオガエンを選出した際は、威嚇やねこだましで味方のポケモントリックルーム展開をサポートしてくれました。炎・悪というやタイプも優秀で、メガリザードンY軸の構築に強く、カビクレセを大きく牽制してくれたポケモンでもあり、このポケモンが使用率が1位な理由もうなずけました。

 

フシギバナ

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 *調整

HB:A197のメガメタグロスアイアンヘッドを確定2耐え

C:非メガ時のヘドロばくだんでH149-D97のカプ・コケコを確定1発

D:余り

S:追い風時最速130族抜きの調整の実数値101抜き抜き

 

 調整はA197のメガメタグロスアイアンヘッドを確定2耐えとし、葉緑素が発動した時にカプ・コケコを上から倒すことができるようにしました。この調整で、ほとんど困ったことはありませんでした。

 技構成は立ち回りが窮屈にならなくて、宿り木と相性が良い「まもる」、タイプ一致打点かつ自身の回復ができる「ギガドレイン」、カプ系統のフェアリータイプに抜群を取れる一致打点の「ヘドロばくだん」、守ると相性が良く、積ませることができる「やどりぎのたね」を採用しました。技構成に関してはこれが1番良いと思います。

 メガフシギバナは特性のおかげで炎タイプや氷タイプのポケモンに強く出せる草タイプとして非常に優秀なポケモンでした。メガフシギバナに打点が少ない構築に、選出した際はこのポケモンで詰めていく立ち回りが強かったです。メガメタグロスと被るもう1体のメガ枠でしたが、メガメタグロスが苦手なポケモンに対してメガフシギバナが強いことが多く、メガフシギバナが苦手なポケモンには、メガメタグロスが強かったのでこのポケモンの採用は正解でした。2メガ選出をすることはなかったため、特に選出で困ることはありませんでした。

 

3.選出パターン

  • 基本選出

パターン1

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パターン2

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パターン3

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お恥ずかしながら基本選出は未だに良く分かっていません。基本的にはポリゴン2オニシズクモを選出して、残りは刺さってそうなポケモンを選出しました。ポリゴン2トリックルーム展開が鍵になってきます。トリックルームをした後は、オニシズクモで試合を有利に運んでいく立ち回りが強かったです。

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後発:f:id:kuruntyan:20180602230005p:plainf:id:kuruntyan:20180602231808p:plain

 

初手ゲンガエンが多く、基本オニシズクモねこだましメガメタグロスシャドーボールをしてきました。メガメタグロスシャドーボールを耐えて、返しの地団駄で落とし、数的有利を取りましょう。その後、ジャラランガが出て来て、ジャラランガZを打たれてしまいますが、コケコを大事にしていけば大体勝てます。

 

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後発:f:id:kuruntyan:20180602231808p:plainf:id:kuruntyan:20180602230239p:plain

 

メガフシギバナに大きなダメージを与える打点を持っていないことが多く、グロスガオガエンを倒してしまえば、メガフシギバナで詰めていけます。レヒレグロスサンダーバレル+@2に基本選出のパターン1のような選出もあったのですが、@2の枠にバンギラスがいた場合、バンギバレルの並びを崩せないことが多かったため、メガフシギバナでバレルを無視して攻撃できるこのような選出をしました。

 

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後発:f:id:kuruntyan:20180602231808p:plainf:id:kuruntyan:20180602230239p:plain

凄く苦手な構築です。@3の枠にトリトドンモロバレルがいると勝つことは難しいと思います。メガメタグロスが思念の頭突きを持っていることが多いため、メガフシギバナは選出が難しいです。相手の時間を切らすようにしたり、運ゲーを仕掛けていくことで勝ちを拾えたりするかもしれません。良い対策があれば、教えていただけると嬉しいです。

 

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基本的にはポリゴン2でトリックルームを張り、オニシズクモで試合を有利に運んで行きます。最後にメガフシギバナで詰めて大体勝てます。カビクレセがいる場合はトリックルームを張るタイミングに気を付けましょう。ジャラランガがいるリザードンY軸は選出をどうすれば良いのか分かっていないので良い選出があれば教えてください。

 

  • 対雨

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雨パは余り戦わなかったので、選出がこれだというのは決まっていないです。メガフシギバナが雨に対して圧力をかけてくれます。ナットレイが入っている場合はガオガエンを選出しましょう。

 

  • 対メレラキ

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1度しか当たっていませんが不利だと思います。怯ませたり、サイドチェンジを積極的に読んでいきましょう。この選出で勝てたので、希望は捨てないでください。

 

4.PJCS2018予選を終えて

 この構築はとても安定感があり、強い構築でした。初めて使う構築だったのですが、使用感はとても良いものでした。構築に4倍弱点が1体もいない点や命中不安定技がメガフシギバナの「やどりぎのたね」だけな点が大きなストレスを貯めることなく、対戦に望むことができました。最終日に全試合消化したことや運が味方してくれたこと、苦手な構築に当たらなかったことが予選を通過できた大きな要因です。

 今回のPJCS予選で最高・最終レート1733、34位、戦績24勝8敗という結果を出せて、初めてライブ大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018」ゲーム部門への出場権を獲得することができました。

初めて構築記事を書いたので、読みにくいところが多々あると思います。

Twitterも初心者で始めたばっかりなので、くるん(@kurun_poke)をフォローしていただければ嬉しいです!!

最後に、とても長くなりましたが読んでいただきありがとうございます。

幕張でお会いしましょう!!

 

※追記(6/28)

QRレンタルチームを公開しました。

3ds.pokemon-gl.com

 

*カプ・コケコの配分は変わらず、性格が臆病から控えめにしました。

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ポリゴン2の配分が変わりました。調整はライジングさんのものを拝借

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メガメタグロスの調整が準速ミミッキュ抜きになりました。

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