【PJCS2018全国大会マスターカテゴリー使用構築(パーティ) 戦績3勝4敗】速攻コケコグロス+ジュナイパー
こんにちは!くるん(@kurun_poke)です。
今回はPJCS2018全国大会マスターカテゴリーで使用した構築を紹介したいと思います。
1.構築経緯
お恥ずかしい話なのですが、この構築が出来上がったのは全国大会当日です。色々な構築を考えていたのですが、どれも経験が少なく自分に使いこなせそうになかったため、結局INC5月で全国大会出場を決めた構築
を配分と技だけを変えて使用しようと思っていました。しかし、この構築の配分と技をどう変えようかなと悩んでいたのですが、いい案が思いつかなかったため、ほぼ同じ6体になってしまいます。ほぼ同じ6体のポケモンを使ってしまうと、相手にポケモンの型や立ち回りが読まれてしまう可能性が高く、立ち回りが窮屈になってしまう点が気になりました。また、私はこの構築だとメテオールさんのテテフグロス+トリトドンのような、テテフとトリトドンが入った構築が重く、オニシズクモを通すのが難しいと思っていたため、その点を改善する必要があります。
以上のような点から、オニシズクモをカプ・レヒレに変更する案が出ました。オニシズクモをカプレヒレに変えた構築は海外の大会でも結果を出しています。カプ・レヒレにするメリットは以下のような点が上がりました。
・カプ系統のフィールドを書き換えられる
・ミストフィールドによって状態異常から守ってくれる
・ジャラランガに強くなる
・テテフやトリトドンに弱くない
しかし、このようなメリットの裏には、デメリットがあり、以下のような点が上がりました。
・メタグロスに強く出していけない
・地面耐性がない
・素早さがトリル下だと微妙
・オニシズクモと比べると水技の威力が低い
・水Z型だと濁流を採用するため、安定しない
・瞑想半分回復型だと瞑想を積むタイミングが難しい
私はこのようなデメリットがあるため、自分のスタンスに合わないと感じました。また、オニシズクモ以外の水タイプ枠を採用するより、オニシズクモのままの方がメリットが大きいと思ったため、この案を見送り他のポケモンを変更することにしました。
次に変更しようと思ったポケモンはメガフシギバナです。レヒレグロスやコケコグロスのメガメタグロスがメガフシギバナ対策として、思念の頭突きを採用する人が増え、メガフシギバナで詰める展開は難しくなると考えました。また、テテフにも弱い点が気になり、メガフシギバナを変更しようとしました。これらの点を補えるポケモン、カミツルギやナットレイといった案が出ました。これらのポケモンは上記のポケモンに強いです。しかし、これらのポケモンには以下のようなデメリットがあります。
・カミツルギの増加により、目覚めるパワー炎が様々なポケモンから飛んでくる
・オニシズクモが物理攻撃主体になると、物理攻撃主体のポケモンが4体となり、ガオガエンといった威嚇持ちのポケモンに対して、サイクル戦の立ち回りが窮屈になる
このようなデメリットを解消するためにオニシズクモを特殊攻撃主体にしたメガネオニシズクモを考えました。
このような特殊攻撃主体のオニシズクモを採用し、カミツルギやナットレイといったポケモン採用しやすくなることも考えました。しかし、特殊攻撃主体のオニシズクモは物理攻撃主体のオニシズクモと比べ、威力が下がってしまいます。また、威力を高めるためにこだわりメガネを採用してしまうと立ち回りが窮屈になる点が気になりました。
以上の点から、カミツルギやナットレイを採用をしませんでした。カプ・ブルルを採用しなかった理由はカミツルギやナットレイと同じく、物理攻撃主体のポケモンだったからです。
メガフシギバナの枠に苦戦し、これが原因で大会当日まで構築が決まりませんでした。メガフシギバナのままでいこうと思ったことは何度もありました。しかし、大会前日にTwitterを見ているとジュナイパーのWCSについての評価のツイートが流れてきました。このツイートを見た瞬間、私はこれだ!!と思い採用しました。メガフシギバナをジュナイパーに変更し、構築で使うポケモンがメガメタグロス、カプ・コケコ、ポリゴン2、オニシズクモ、ガオガエン、ジュナイパーの6体に決まりました。この6体の概要は以下の画像の通りになっています。
2.個別解説
*メガ進化時の調整
HD:C147カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトZ確定耐え、C211メガリザードンYの非天候下の火炎放射確定耐え
A:11n
S:準速ミミッキュ抜き
調整は前回使ったメガメタグロスの調整を参考にし、Hを削りSを準速ミミッキュ抜きにしました。Aは11nになるように、Sのラインはスカーフ持ち以外の最速霊獣ランドロスはあまりいないと考え、準速カプ・テテフ抜きまでにしました。
技構成は前回の個体から「冷凍パンチ」が「思念の頭突き」に変わりました。メガフシギバナやモロバレル、ジャラランガ、オニシズクモ、メガカメックスに打点が入るため、「思念の頭突き」を採用しました。今回はコケコグロスに強いメガフシギバナを対策するために「思念の頭突き」を採用したため、「冷凍パンチ」の採用を見送りました。「冷凍パンチ」を採用しなかったため、メガボーマンダや霊獣ランドロスが重くなってしまいました。この枠は一長一短ですが、「冷凍パンチ」の方がこの構築に合っていると思います。また、「バレットパンチ」が読まれるようになってきていたので、「バレットパンチ」を採用せずに「まもる」を採用するのもありだと思います。他にも、この構築はカミツルギやナットレイが重いため、「地団駄」の枠は「アームハンマー」の方がいいのではないかと思います。
耐久に大きく振ったメガメタグロスは安定感があり、選出した際には何かしらの仕事をしてくれました。しかし、「冷凍パンチ」を採用しなかったため、霊獣ランドロスやメガボーマンダの対処が遅れたことがつらかったです。
②カプ・コケコ
*調整
HD:C211のメガリザードンYのダブル補正の晴れ熱風が低乱数1発)(87.2%〜103.3% 乱数1発 (18.8%))
S:準速
調整は前回と同じですが、C147のカプ・コケコのデンキZ耐えのダメージ感覚を崩すために性格をひかえめにしました。
技構成は前回と同じです。
命中不安技もなく、高い素早さから安定した火力を出せることが強かったですが、火力の恩恵を感じることは少なかったです。最速でなかったため、相手のコケコや追い風中の中速のポケモンに抜かれてしまうことが辛かったです。私には、前回のカプ・コケコの方が合っていると思いました。しかし、準速のおかげで役に立ったこともあったので一長一短だと思います。
*調整
H:16n-1
HB:あまり
HD:DをC161キングドラの手助け雨ハイドロポンプZを最高乱数以外耐え(85.3%~101.0% 低乱数1発6.3%)
S:最遅
調整は前回のポリゴン2からBとCの努力値を削り、Dに厚くしたライジングさんの配分を拝借しました。
技構成は前回と同じです。
このポケモンはこの構築の唯一の素早さを操作できる技を持っているため、良く選出しました。しかし、 このポケモンはPJCS全国大会では、使いずらいと感じた場面が多くありました。大会では、トリックルームを張らせてもらえなかったり、迅速に処理されたり、トリックルームを張っても上手く時間を稼がれて、活躍させることができませんでした。また、格闘タイプの技が多く飛んできたり、「自己再生」を使う暇がなく、倒されてしまうことが多かったです。大会では、ポリゴン2自体の刺さり具合は微妙だったと思います。
*調整
H:16n-1
B:あまり
S:最遅
調整は前回と同じです。
技構成は前回と変わった点は「ワイドガード」から「身代わり」になった点です。タイミング次第で試合を有利に運んでいける「身代わり」はとても強かったです。威嚇を無視できる点も高評価です。
このポケモンは、PJCS全国大会でも強力な水タイプの技で相手のポケモンを倒してくれました。
*調整
HB:A216メガメタグロスの硬い爪補正込みのアームハンマーを確定耐え
HD:C147カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトZが確定耐え
S:あまり
調整はしらぬいさんの配分を拝借しました。
技構成は「ばかぢから」を「けたぐり」に変えた点以外は前回と一緒です。前回より、Aを削り耐久に多く振った個体なので、「ばかぢから」よりも威力は安定しないが、耐久を下げない「けたぐり」を優先しました。
ガオガエンを選出した際は、威嚇やねこだましで味方のポケモンやトリックルーム展開をサポートしてくれました。本来、鋼タイプに強いポケモンのはずなのですが、PJCS全国大会ではカミツルギやギルガルドから「聖なる剣」のようにガオガエンに抜群を取れる技を持っているがポケモンによく当たりました。ガオガエンは優秀なポケモンですが、ガオガエンに対するメタが多く、立ち回りに苦戦をさせられました。
*調整
C:ぶっぱ
D:あまり
S:最速
ジュナイパーのここがポイント!!
・雨に弱くない ・積み全般に弱くない
・岩雪崩を受けにくい
・電気Zで倒されない
・宿り木と胞子を受けない
・猫だましを受けない
・置物にされると新緑で覚醒する
喰い断さんのツイートから引用させていただきました。このツイートをきっかけにジュナイパーを採用しました。
調整は、いい案が思いつかなかったため、CSに全振りしました。性格を臆病にし、最速にした理由は、準速だと今の環境で多い準速70属抜きのポケモンに上から殴られてしまい、活躍させる前に倒されてしまうことを嫌いました。
技構成はタイプ一致で、トリトドンやカプ・レヒレに打つ「エナジーボール」、同じくタイプ一致で、テテフやメガメタグロスに打つ「シャドーボール」を採用、この構築の素早さ操作のバリュエーションを出すために「追い風」を採用しました。私はカビゴンのような積みポケモンに対しての経験が少なかったので不安でした。その不安の気持ちを解消するために、最後の枠に「黒い霧」を採用しました。「黒い霧」ではなく、「守る」を採用するのもありだと思います。
ジュナイパーの良いところは、タイプや覚える技は優秀なところです。大会では、ジュナイパーを余り選出しなかったのですが、構築に入っていることで相手の思考を乱すことができたと思います。。テテフグロスは大会の予選では、当たらなかったのですが、フライトバトルの方でジュナイパーが活躍してくれたことがありました。
反対にジュナイパーの悪いところは、如何せん種族値が足りない所です。弱点をつけても1発で倒せることはなかったです。ジュナイパーを選出した際は、相手が対処に困っている様子が伺える場面が何度かあったのですが、私も大会で初めて使ったもので、ジュナイパーのことを良く分からず、お互いジュナイパーのことに困るという奇妙な事態が起こりました。
私の努力不足のせいで、ジュナイパーをあまり活躍させることができなかったのですが、ジュナイパーには可能性は十分にあると思ったので、皆さん試しに使ってみてはいかがでしょうか?
3.選出
基本選出は決まっていません。刺さっているポケモンを出していき、それを通すことを意識した選出をしました。テテフグロスには、ジュナイパーを出そうと決めていました。大会では、様々な構築があると考えていたので、選出はあえて選出を決めていませんでした。あえてね。選出の考察の時間がなかったからではありませんよ!!
4.PJCS全国大会を終えて
初めての全国大会に参加することが出来ました。自分の大きな目標の一つだったのでとても嬉しかったです!!ほぼ初めてのオフラインでの対戦だったので、とても緊張しましたし、大会当日まで構築が決まっていなかったので1勝出来るかも怪しかったです。結果は、3勝4敗でした。3勝できたことは嬉しかったですが、私の立ち回りには、ミスが多く、経験不足やメンタルの弱さがプレイングに影響が出てしまいました。私の弱い所や改善点が沢山分かったのは良い収穫でした。他にも私は、伸びしろがあることも分かったので、これを次に生かしたいと思います!!来年もJCSインターネット予選に参加するつもりなので、また全国大会に参加できるようにレートに潜り練習をしたり、フレンド戦をして経験を積み、努力していきたいと思います!!オフ会にも参加したことがないので参加してみたいですね。
最後に、とても雑な記事になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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